灰色の密命 [海外翻訳]
第一次大戦中はイギリス空軍パイロットだったマックス。
その父殺害にまつわる大きな陰謀を描いた三部作のうちの第二部。
父親殺害の謎を解明しようと、陰謀の鍵を握っている、ドイツのスパイ網を牛耳るレンマーの懐にマックスは飛び込んでいく。
レンマーの指示でマックスは極秘ファイルを奪いにドイツの軍艦に侵入する。
極秘ファイルを解読しようとするマックスには別の敵も存在した。
戦後の講和会議の日本代表となった戸村伯爵とその息子だった。
◇ ◇ ◇
文句なく楽しく、はらはらしながら読んでいけます。
マックスはいいところのお坊ちゃまという設定にしたのはうまいですね。
生活費を考えなずに冒険に身を投じていられますから。
それとイギリスのスパイ小説に日本人が登場するのはかなり異例かも。
第三部の題名は「宿命の地」です。
当然ながら日本のことでしょう。
ゴダードがどんなふうに日本を描くのか。
いまから楽しみです。
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