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ゼロ以下の死 [海外翻訳]


ゼロ以下の死 (講談社文庫)

ゼロ以下の死 (講談社文庫)

  • 作者: シー.ジェイ・ボックス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/11/13
  • メディア: 文庫



ジョー・ピケットはワイオミング州の猟区管理官。
妻とふたりの娘と暮らしているが、以前にエイプリルという娘も養女にしていた。

エイプリルは6年前に悲劇的な大事件で死んだはずだったが、ある日長女のシェリダンのところへエイプリルからメッセージが届く。
エイプリルと名乗る少女は家族しかしらないような細かなことまで知っていて、ジョーの家族を驚かせる。

メッセージを送ってきた少女は居場所を転々としているようで、少女の居場所をたどると、凶悪な殺人事件が起こっている場所と一致した。

少女が殺人犯と行動を共にしているかもしれないと思ったジョーは、シェリダンと共にエイプリルを探しにいくのだった。

エイプリルと名乗る少女は、父と息子の二人組と行動を共にしていた。
父親のほうは地元で有名なギャングのボスで、息子のほうは環境問題を扱う過激派だった。
父親は癌を患い余命いくばくもなく、最後の力を振り絞って正しいことをしようとしていた。
その正しいこととは、息子が環境によくないことをしていると判断した人間を殺すことだった。

途中で頼もしい助っ人の鷹匠ネイト・ロマノウスキも加わってエイプリルを助けにいくのだった。

◇ ◇ ◇

犯人は環境に有害だと判断した人間を殺していくのですが、そんなことをしても無意味ですし、本末転倒ですよね。
中絶反対を唱えて、中絶している病院を爆破する人たちと同じです。
動物を守ろうとする一方で、人間を傷つけたりする人も同じだと思います。

テレビドラマを見ていると都会を舞台にしたものが多いですが、アメリカの本来の姿はジョーが活躍しているような広大な大地かもしれません。

リー・チャイルドが描くジャック・リーチャーが訪れるところも、アメリカの真ん中あたりの小さな町です。
そういうところをドラマで描くのはお金がかかるのでしょう。
小説で楽しむしかないのかもしれません。



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ミスター・メルセデス [海外翻訳]


ミスター・メルセデス 上

ミスター・メルセデス 上

  • 作者: スティーヴン・キング
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/08/22
  • メディア: 単行本



ミスター・メルセデス 下

ミスター・メルセデス 下

  • 作者: スティーヴン・キング
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/08/22
  • メディア: 単行本



ある朝、就職フェアが開催される会場の前に、失業中の人々の長い列ができていた。
そこへメルセデス・ベンツが猛スピードで突っ込んできては去っていき、多数の死者がでた。

一方、半年前に刑事を退職したホッジスは離婚も経験し、悶々とした生活を送っていた。
何もする気力がなく、ピストルを手にしては自殺を考える毎日だった。

そんなホッジスのところへメルセデス・キラーから手紙が届く。
役立たずなんだからさっさと自殺してしまえというような内容だった。
まるでホッジスのことを見ているかのようだった。

それもそのはず、メルセデス・キラーはアイスクリームの移動販売をしていて、ホッジスの近所を回っていた。

やがてホッジスは犯人の意図とは裏腹に気力が蘇り、ミスター・メルセデスを捕まえようと奔走するのだった。

◇ ◇ ◇

へえ―、キングが普通のミステリーを書くんだ! と驚かれたかたも多いのでは。

キングといえばホラーとか、SFぽい小説の巨匠ですものね。

しかし、さすがキング、ミステリーもお手の物。
上に書いたあらすじはほんの一部で、かなり複雑な構成になっています。

メートルのような激辛ミステリーではなく、中辛くらいのほどよいミステリーに仕上がっています。

ホッジスが登場する話は三部作で、アメリカではすでに完結しているらしいです。

高齢化社会が進む中、中高年が活躍する話が最近多くなった気がします。



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最後の晩餐の暗号 [海外翻訳]


最後の晩餐の暗号

最後の晩餐の暗号

  • 作者: ハビエル・シエラ
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: 単行本



舞台は15世紀のミラノ。
ミラノ大公の妻が若くして謎の死をとげる。

一方、そのミラノの<予言者>と名のる人物からローマ教会に、ミラノで陰謀が企てられていることをほのめかした暗号化された手紙が届く。
そこでローマ教皇庁は、異端審問官アゴスティーノ神父をミラノに派遣して秘密裏に調査させることにした。

おりしもミラノでは、レオナルド・ダ・ヴィンチがミラノ大公の依頼を受けて、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院で『最後の晩餐』を作成中だった。

アゴスティーノ神父がサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院に滞在し調べを進めると、修道院の図書館司書の死を皮切り事件が勃発する。

アゴスティーノ神父は『最後の晩餐』の絵の中に謎を解く鍵があるのではないかと思い、密かにダ・ヴィンチの作業を観察するのだった。

◇ ◇ ◇

西洋史や美術史に私は割合知識があるほうだと思うのですが、そういう私でも読み進めていくのに少々苦労しました。
苦労しつつ読んでいけばなかなかおもしろいのですが。
どうしてもダン・ブラウンと比べてしまいますが、ダン・ブラウンより中身が濃厚なので抵抗が少しあったのかもしれません。
ハビエル・シエラはそういう特徴があるのだと思います。

何にせよ、そんなに謎だらけならば、死ぬ前に『最後の晩餐』は見たいものです。



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霜の降りる前に [海外翻訳]


霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)

霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)

  • 作者: ヘニング・マンケル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/01/21
  • メディア: 文庫



霜の降りる前に〈下〉 (創元推理文庫)

霜の降りる前に〈下〉 (創元推理文庫)

  • 作者: ヘニング・マンケル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/01/21
  • メディア: 文庫



クルト・ヴァランダーは、スウェーデンミステリーの大御所ヘニング・マンケルの描く刑事。
今回は娘のリンダが活躍します。

リンダも父と同じように警官になります。
警察学校を修了し、警察署に配属するまで、少し暇になったリンダ。

そんな折、親友のアンナが行方不明になる。
アンナは医者になるため勉強をしていたが、大学のほうにも姿を見せていない。

リンダはアンナの行方を捜そうとする。
アンナのアパートメントにはいって日記を読むと、子供の頃行方不明になった父親が関係していると思われた。

アンナの実家に行って母親にも会うが、母親はアンナはよくいなくなってまたすぐに帰ってくると言って、リンダの心配を取り合ってくれない。
さらにアンナは嘘をつくことがあるとも言う。

日記に出てきた森林地帯に行ってみたところ、リンダはそこで何者かに襲われる。

一方、その近くの山の中で女性の惨殺死体が見つかり、ヴァランダーが捜査を担当することになった。

◇ ◇ ◇

宗教がからんだミステリーです。
随分前にアフリカでキリスト教の一派が集団しましたが、それを踏まえた内容になっています。

相変わらず北欧ミステリーはおもしろいなと感じましたが、女性がなぜ惨殺されなければならなかったのかがいまいちわかりませんでした。

お父さんのほうのヴァランダーは娘からあまり好かれていないようですが、今後はふたりで事件を解決してもらいたいものです。


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ラブラバ [海外翻訳]


ラブラバ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ラブラバ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: エルモア レナード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1988/04
  • メディア: 文庫





元シークレットサービスのラブラバは、今はマイアミでカメラマンをしている。

ある日、ラブラバのところへホテルのオーナーで友人のモーリスから、ある女性の写真を撮ってほしいので一緒に来てくれと頼まれる。
モーリスと一緒に訪れたのはとある施設だった。

モーリスが女を迎えに行きラブラバが事務室で待っていると、あとからやってきた男が施設の職員たちを脅しはじめる。
その男も知り合いの女を無理矢理連れて帰ろうとしていて、それを職員が拒んでいたのだ。
ラブラバは機転を利かせてその男をやっつける。

そうこうしているうちにモーリスが女を連れて戻ってくるのだが、のちにその女はかつての映画スター、ジーン・ショウだとわかる。
ラブラバは少年のときに彼女にあこがれていた。
モーリスと女は古い友人だったのだ。

やがてジーン・ショウは60万ドルをゆする脅迫状を受け取る。
ラブラバはそれが映画のストーリーに似ていると感じるのだった。

◇ ◇ ◇

このストーリーは40年代のフィルム・ノワールのオマージュなんだそうです。

ヒロインも往年の銀幕女優ということで、ノスタルジーなムード満載です。

舞台もマイアミですし、読んでいるとアンニュイな美しいシーンがところどころ出てきます。

悪党ふたりのシーンは少し気持ち悪いところもありますが。

ですので、緻密なミステリーを楽しむという作品ではなく、昔の雰囲気を楽しめばいいのかなと思いました。

ネイティブにしかわからない言葉遊びもちりばめられているのですが、その辺はくみ取るのが難しいですね。



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剣より強し クリフトン年代記 第5部 [海外翻訳]


剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)

剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)

  • 作者: ジェフリー アーチャー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/06/26
  • メディア: 文庫



剣より強し(下): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)

剣より強し(下): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)

  • 作者: ジェフリー アーチャー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/06/26
  • メディア: 文庫



主人公ハリー・クリフトンとその家族にまつわる物語の第五弾です。

ハリーは人気ミステリ作家、妻のエマはバリントン海運の会長、息子のセバスチャンは有名銀行で才能を発揮し、ハリーの親友でエマの兄のジャイルズは政治家。

宿敵はジャイルズの元妻レディ・ヴァージニア、フィッシャー少佐、武器商人マルティネス、ファージング銀行不動産部のスローン。

バリントン海運の豪華客船バッキンガムの処女公開中にマルティネスによって爆弾がしかけられ、危機一髪で難を逃れたハリーとエマ。

その後、ハリーは、スターリンの伝記を発行してソビエト当局に捕まっていたアナートリイ・ババコフを救い出そうと、ソビエトへ向かう。
しかし、ソビエト当局に捕まって裁判を受けることになるが・・・・・・。

◇ ◇ ◇

このシリーズは、読み終えたあと新作を結局1年以上待つことになるのですが、その間に前の状況を忘れてしまうんですよね。

かなり大がかりで細かい設定なので、覚えていたほうがおもしろいと思うんですよ。

だから、シリーズが完結してから一気に読んだほうがもっとのめり込めるでしょう。

でも、次がもう出ているので、第6部ですが、読んでしまうと思います。




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最重要容疑者 [海外翻訳]


最重要容疑者(上) (講談社文庫)

最重要容疑者(上) (講談社文庫)

  • 作者: リー・チャイルド
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/12
  • メディア: 文庫



最重要容疑者(下) (講談社文庫)

最重要容疑者(下) (講談社文庫)

  • 作者: リー・チャイルド
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/12
  • メディア: 文庫



元軍人(憲兵)のジャック・リーチャーは、いつものようにアメリカの大地を放浪していた。

ネブラスカでヴァージニアに向かおうとヒッチハイクをした。
リーチャーは身長195センチと大男なので、なかなか車に乗せてもらえない。
だが、ようやくある車に乗せてもらえた。

車に乗っていたのは男ふたりと女ひとり。
三人ともユニフォームらしきものを着ていて同僚だという。

しかし、観察力の鋭いリーチャーからしてみると、そのうちの女性の様子が妙におかしかった。
しきりにリーチャーに合図を送っているように見えた。
やがてふたりの男は犯罪者で、女は人質だとわかる。

◇ ◇ ◇

女は単なる人質かと思いきや、実はもうひとひねりあります。
リーチャーは今回も事件に巻き込まれて、相変わらずその事件を解決していきます。

リー・チャイルドの小説を読むたび、アメリカは広大だなと思い知らされます。
NYやLAとはまったく違う、延々と荒野が続く大地が舞台になることが多いです。
リーチャーがヒッチハイクをするのはそんな大地のど真ん中がです。
そしてのんびりとした保安官と保安官助手が登場するんですよね。

リー・チャイルドが描くような土地がアメリカらしい土地で、トランプさんの支持者が多くいる場所なんでしょう。
でも、リー・チャイルドはイギリス人というところがおもしろいです。
よその国の人間のほうがイメージを伝えやすいのかもしれません。




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冬の灯台が語るとき [海外翻訳]


冬の灯台が語るとき (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

冬の灯台が語るとき (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

  • 作者: ヨハン テオリン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/02/09
  • メディア: 単行本



スウェーデンのエーランド島を舞台にしたミステリー4部作のうちの2作目。
秋からはじまって今回は冬です。

ヨアキム一家は都会のストックホルムからエーランド島のうなぎ岬に引っ越してきた。
しばらくすると、ヨアキムの留守中に妻がうなぎ岬で溺死してしまう。
妻の死は事故なのか、他殺なのか釈然としないヨアキム。

ふたりの子供と3人暮らしをするようになると、ヨアキムは家の中に死者の亡霊を感じるようになる。

一方、夏場以外はひとけがなくなるエーランド島で、窃盗事件が多発する。
窃盗を企てる3人組はやがてウナギ岬の家に目をつけるようになる。

シリーズ第一弾でも活躍する元船長イェルロフが登場し、エーランド島の新任女性警官と共に事件解決に一役買うのだった。

◇ ◇ ◇

人里離れた大自然の中というのは、案外ミステリーにぴったりですね。
だから日本でも断崖の上でミステリーが解決するのかも。
すぐ警察が来てくれるわけではないという状況が、恐ろしさを増幅させるのかもしれません。
ブリザードの中のアクションシーンは圧巻です。

このあと春と夏と続くので、順番に読んでいくのが楽しみです。



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二人のウィリング [海外翻訳]


二人のウィリング (ちくま文庫)

二人のウィリング (ちくま文庫)

  • 作者: ヘレン マクロイ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2016/04/06
  • メディア: 文庫



外国で長く暮らし、ニューヨークに帰ってきたばかりの精神科医ウィリング博士が煙草屋にいると、小男が急いではいってきては、すぐに煙草を買って出て行った。
ウィリング博士も店の外に出ると、その小男がタクシーの運転手に自分の名前を名乗っているのが聞こえる。
不審に思ったウィリング博士は自分もタクシーに乗り、小男のタクシーを追いかけた。

小男のタクシーが向かったのは、別の精神科医の家で開かれていたパーティだった。
ウィリング博士もその家にはいって、偽のウィリング博士に話しかけると、これには事情があると言う。
二人だけで説明を聞いてほしいと言われ、ウィリング博士は偽物と家を出てカフェに入った。

すると偽のウィリング博士は苦しみだし、「鳴く鳥がいなかった」というダイイングメッセージを残して事切れてしまう。

◇ ◇ ◇

原書が出版されたのは1951年なので、物語の時代設定は第二次世界大戦が終わり、朝鮮戦争がはじまった位のアメリカです。

だから昔のミステリーなので今では考えられない展開があります。
たとえば今時ダイイングメッセージが出てくるミステリーなんてありませんが、堂々と出てくるのでなんだかうれしくなります。

また、場面展開が急すぎたり(話が飛ぶ)、ウィリング博士が何の説明もなくパーティの出席者に接近したり、唐突なところが見受けられます。
そういうのも古典の持ち味と考えれば、大いに楽しめます。

警察が置き去りにされて、ひとりで事件を解決するという話も、最近ではないので、ミステリー的にはいい時代だったと思います。


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死体泥棒 [海外翻訳]


死体泥棒 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

死体泥棒 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: パトリーシア メロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/01/22
  • メディア: 文庫



異色のブラジル・ミステリー

南米各地を転々とし、ぱっとしない人生を送っていた「俺」。
ある日、パラグライ川で釣りをしようとしていたところへ小型自家用機が墜落してきた。
近づいてパイロットを助けようとしたが、甲斐なくパイロットは目の前で息をひきとる。

なんと飛行機の中にはコカインが積まれていた。
俺はパイロットの腕時計や身分証とコカインを盗んで逃げてしまう。

しばらくすると、パイロットの家族に知らせたほうがいいと思い直して、俺はパイロットの家族の家に出向いていく。
その家に行ってみると、大金持ちの家だった。
たまたまその家では運転手を募集していたので、俺は息子の死を切り出せないまま、運転手として雇われることになった。

一方で盗んだコカインで俺は一儲けしようとしたが、ギャングにだまされ逆に借金を負わされた。

◇ ◇ ◇

舞台はブラジルということで、普段読んでいるミステリーとはちがった空気感があります。
登場人物の犯罪対しての感覚が大いに違うと思いました。

主人公は悪い人ではないけれど、平気で盗みをしたり、ドラッグを売ろうとするのですが、恋人は警察官なんです。
まともに思える警察官がこんなチンピラとつきあっているのかが不思議でした。
というか無理があるような気がしました。
警官がグルじゃないと後半の話が成り立たないからなんですけどね。

それと、金勘定の話が何度も出てきて少々うんざりでした。


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