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夏に凍える舟 [海外翻訳]


夏に凍える舟 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

夏に凍える舟 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

  • 作者: ヨハン テオリン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/03/09
  • メディア: 新書



スエーデンのエーランド島は夏がかき入れ時だ。
クロス一族はそこでホテルやキャンプ場を経営していた。

ある夏の夜、クロス一族の中で一番幼いヨーナスは、兄や従兄弟たちが映画に行っても連れていってもらえず、ひとりボートに乗っていた。

すると目の前に突然、漁船が現れ、中では人が死んでいた。
幽霊船だと思ったヨーナスは命からがら岸まで必死に逃げた。

岸に建つのはボートハウスが1軒だけ。
ヨーナスは助けを求めてドアをたたくと、そこは元船長イェルロフのボートハウスだった。

そんなイェルロフは若いときに墓堀の手伝いをしていたことがあった。
クロス一族のひとりを埋葬しようとしたとき、棺の中から音が聞こえたことがあったのを思い出す。

◇ ◇ ◇

エーランド島4部作の最後を飾るのにふさわしい作品です。

北国のスウェーデンでは夏が一番華やかな季節なんでしょうね。
そんなリゾート地で事件が勃発します。
それはイェルロフ元船長が若いときにはじまった因縁によるものです。
過去の出来事が現在に影響を及ばすという、私の大好きなパターンです

事件の模様と同時に、旧ソビエトのスターリン時代の強制収容所の話も描かれています。
この時代の粛正の嵐について何度か読んだことがありますが、人間はどこまで残酷になれるんだろうと思ってしまいます。

テオリンさんのほかの作品もぜひ読んでいこうと思いました。

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